ASIPについて

メッセージ

将来の夢に直結する勉強をしてみよう

何となく大学に入学して、何をやりたいのかわからずに時間だけが経過していく。そんなありきたりの大学生活を変えてみたい。将来の夢に直結する勉強をしてみたい。

ASIPは、そう思っているあなたに、ぴったりなプログラムだと思います。早期卒業を視野に入れることができるので、明確な問題意識をもって授業に取り組もうという気持ちが自然に湧いてきますし、さらに学んだ知識を現地で検証、修正しながら、その知識を鍛えていくことができます。しかも、現地学修は、日本の若者の熱意と能力を必要としている新興国・開発途上地域で行われます。ASIPは、グローバル化した世界で活躍したいと願っているあなたにとって、その夢を叶えることができる実践的な優れたプログラムだと思います。多くの学生がASIPに参加し、「地域プロフェッショナル」を志すことを強く願っています。

GHRD委員長


成長著しい新興国で活躍できるスキルと能力を磨きキャリアアップに繋げてください

21 世紀、グローバル化の進展する中で、新興国の発展と躍進が目覚ましくなりました。グローバルガバナンスも、欧米に偏重したものから脱する重要な分岐点に私たちは立っています。

とくに日本はじめ先進国の市場は成熟し、すでに飽和状態です。いわゆる「人口ボーナス」を抱え成長する新興国をよく理解し、そこで皆さんが活躍することが、皆さんの将来だけでなく、これからの国際社会における日本の再生を決すると言っても過言ではありません。「グローバルサウス」とも呼ばれる新興国で、その言語や慣習、価値観や文化、社会構造に精通し、ローカルなニーズを汲みとることができ、人的ネットワークを築き、その発展に貢献できるような人材が求められています。日本人としての確固たるアイデンティティをもち、新興国を中心とするローバル社会で活躍でき る、精神的にもフィジカルにも逞しい皆さんの応募を大いに期待しています。一年間の留学を義務づけた学群と修士課程一貫プログラムを経て、さらに研究者や国際機関で働く専門家を目指す道も、人文社会科学研 究科の博士後期課程に進学することで開けてきます。

GHRD副委員長


「周辺」から発想するスペシャリストをめざして

現代はグローバリズムの時代であると言われます。それは世界の秩序が画一的な制度や価値観のもとで統合されることを意味すると同時に、一見それに逆行するかのような差異化の動きも含みます。宗教や文化など、冷戦時代にはイデオロギー的対立の影に隠れていた事柄において「違い」が強調され、ときに紛争や戦争、テロに発展してしまうこともあります。差異化は、画一化の「中心」を占める欧米的な制度や価値観の支配に対する一種の抵抗、あるいはオルタナティブを求める動きと言えるかもしれません。中心とは異なる一面を見せる社会やその状態を「周辺」と呼ぶならば、現代世界は中心と多様な周辺との複雑な絡み合いの中で成立しているとも言えます。周辺は現代世界を読み解く「もう一つの」重要な対象ということです。

ASIPはアジア、アフリカ、中南米といった、いわば周辺から現代世界を捉え、新たな展望を築ける真のグローバル人材を育成することを目的とした教育プログラムです。ASIPを通じて「周辺」地域のスペシャリストとしての力を身につけ、新しい社会を築いてください。

GHRD副委員長


自分だけの体験を

最近の若者は内向き志向だといわれます。外国へ留学する学生が減っていると新聞などでは報じられています。私は内向きが必ずしも悪いとは思いませんし、皆が皆、留学する必要もないと思います。ただ、外の世界にちょっとでも気を引かれることがあるのなら、外に目を向けるのは若者の特権です。

このASIPの特徴は、いわゆる新興国と呼ばれる地域を選び、研究し、体験することにあります。グローバル化の流れと地域固有の伝統や文化、普遍的なものと固有なもの、今という時代だからこそ、その場所だからこそできる貴重な発見があるかも知れません。そのような体験を経て日本を見直せば、そこにもまた新たな発見があることでしょう。
ASIPが目指すのは直接には「日本の企業・団体で活躍できるグローバル人材の育成」です。将来その方面に進もうと考えている皆さんには大きな武器になることでしょう。しかしそれに限らず、どのような途に進むにせよ、ASIPでの経験は人生の大きな財産になるのではないでしょうか。

GHRD副委員長


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筑波大学「地域研究イノベーション学位プログラム」事務局
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